欧州医薬品庁、ノババックス製改良型コロナワクチンの承認判断延期

米バイオ医薬品会社ノババックスは１５日、欧州医薬品庁（ＥＭＡ）が、同社が開発した新型コロナウイルスの改良型ワクチンを承認するかどうかの決定を延期したと発表した。写真は2021年11月撮影のノヴァバックスのロゴの前にある注射針（２０２３年　ロイター／Dado Ruvic）

[１５日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社ノババックスは１５日、欧州医薬品庁（ＥＭＡ）が、同社が開発した新型コロナウイルスの改良型ワクチンを承認するかどうかの決定を延期したと発表した。ＥＭＡは追加の情報を求めているという。

英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）によると、ＥＭＡは改良型ワクチンの有効性について疑問を持ち、全生産拠点で同一の特性が確保されるよう求めている。

ＥＭＡのエグゼクティブディレクター、エマー・クック氏は９月、同ワクチンの使用について１０月に決定を下すとの見通しを示していた。ＦＴの報道によると、ＥＭＡは今後４週間以内に承認の是非を決める見通し。

ノババックスの改良型ワクチンは、既に米食品医薬品局（ＦＤＡ）が１２歳以上の緊急使用を承認している。