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午後3時のドルは149円半ばで膠着、リスク回避でドルと円に買い

ロイター / 2023年10月16日 15時13分

 10月16日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(149.55/57円)に比べて小幅にドル安/円高の149円半ばで推移している。写真は米ドル紙幣。昨年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Mariko Sakaguchi

[東京 16日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(149.55/57円)に比べて小幅にドル安/円高の149円半ばで推移している。中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の流れが強まり、ドルと円が買われ、149円半ばで膠着している。

ドルは早朝に149.63円付近までジリ高で推移。時間外取引の米長期金利が小幅に上昇したことなどがドルのサポート要因となった。その後、日経平均株価が大幅に下落するなどリスクオフの流れが強まり、ドルと円は買われた。その後は149円半ばで方向感に乏しい動きが続いた。

三菱UFJ信託銀行の資金為替部マーケット営業課課長、酒井基成氏は、中東情勢の緊迫化を背景とした原油先物価格の上昇が落ち着いていることを踏まえると「各アセットが大きく崩れていない状況なので、市場は様子見姿勢が強い」と指摘する。

また前週発表された米消費者物価指数(CPI)や10月の米ミシガン大消費者信頼感でインフレ期待が予想を上回ったことから、「米連邦準備理事会(FRB)高官の(タカ派寄りの)発言のトーンが戻ってくる可能性ある。そうなれば、米金利上昇に伴いドル円は上方向に向きやすいものの、足元ではポジションが取りにくい状況だ」(酒井氏)という。

足元の米長期金利は4.66%付近と、前週末よりも小幅に上昇しているものの、一服傾向にある。また政府・日銀による為替介入への警戒感も強い。

あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏は「ドルの上値は相当重い。150円を一時的に上抜ける可能性もあるが、IMM通貨先物でも円ショートは縮小しており、投機筋も上値追いに慎重となるのではないか」との見方を示した。

米商品先物取引委員会(CFTC)が14日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(10日時点)に基づくロイターの集計によると、円の売り持ち(円ショート)は9万9476枚と前週の11万3988枚から縮小した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 149.43/149.46 1.0529/1.0530 157.36/157.37

午前9時現在 149.56/149.57 1.0520/1.0524 157.37/157.38

NY午後5時 149.60/149.63 1.0509/1.0513 157.18/157.22

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