トランプ前米大統領、法的問題で資金調達急増 バイデン氏に匹敵

トランプ前米大統領が法的問題に直面していることを受けて、小口献金者から大量の資金が集まっていることが１５日に開示された情報で明らかになった。９日撮影。（2023年　ロイター/Brian Snyder/File Photo）

Jason Lange　Alexandra Ulmer

[ワシントン １５日 ロイター] - トランプ前米大統領が法的問題に直面していることを受けて、小口献金者から大量の資金が集まっていることが１５日に開示された情報で明らかになった。再選を目指す民主党のバイデン大統領の資金調達額にほぼ匹敵する規模となっている。

トランプ陣営が連邦選挙委員会（ＦＥＣ）に提出した資料によると、同氏がジョージア州の拘置所に出頭し、逮捕された時に撮影された顔写真（マグショット）が８月２４日に公開されてから１日で２００万ドル以上が集まった。

これは同陣営が２日間で獲得した額としては今年最大。トランプ氏の法的問題が資金調達に大きく寄与していることが示された。献金のほとんどは５０ドル未満だった。

共和党のストラテジスト、デービッド・ケッヘル氏は「これこそが彼のスーパーパワーだ」と指摘した。検察が圧力を強めるほど、トランプ氏は支持者に「われわれ全員が関わっており、自分は攻撃されている」と訴えるだろうと話した。

トランプ陣営の７─９月の資金調達額は２４５０万ドルと、４─６月の約１７００万ドルから増加した。

バイデン陣営は７─９月に２４８０万ドルの資金を集めた。４─６月は２０００万ドル弱だった。