イラン核問題、ＩＡＥＡ事務局長が警鐘 北朝鮮と同じ失敗を懸念

　国際原子力機関（ＩＡＥＡ）のグロッシ事務局長は１０月１６日、イランの核問題について、ＩＡＥＡ査察官を追放して核兵器を開発した北朝鮮と同じ轍（てつ）を世界は踏んではならないと述べた。９月１１日、ウィーンで撮影（２０２３年　ロイター/Leonhard Foeger）

[ワシントン １６日 ロイター] - 国際原子力機関（ＩＡＥＡ）のグロッシ事務局長は１６日、イランの核問題について、ＩＡＥＡ査察官を追放して核兵器を開発した北朝鮮と同じ轍（てつ）を世界は踏んではならないと述べた。

軍縮に関する米国務省の年次会合に寄せたメッセージで「イランで何が起きているのか、何ができるのか、能力を持つ国の核兵器開発を阻止しようとする一部国際社会の失敗とならないよう、われわれはこの問題にあらゆる努力を払わなければならない」と指摘。「北朝鮮でこの種の失敗を目にしたことがある」と述べた。