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S&P500、24年末に4700到達へ 年央から予想後ずれ=UBS

ロイター / 2023年10月17日 8時19分

 UBSは13日付のリポートで、米S&P500種株価指数が4700に達する時期の予想を従来の2024年半ばから同年12月に後ずれさせた。スイス・チューリヒで3月29日撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[16日 ロイター] - UBSは13日付のリポートで、米S&P500種株価指数が4700に達する時期の予想を従来の2024年半ばから同年12月に後ずれさせた。米国で金利の高い状態の長期化が見込まれるためという。

24年半ばまでに達する水準は4500と予想した。現在の水準から約4%の上昇を意味する。

米国株担当チーフ・インベストメント・オフィス責任者のデービッド・レフコウィッツ氏は「後ずれは主に最近の金利急上昇と、金利がより高い水準により長くとどまるという見通しに関連している」と説明した。

高金利長期化への懸念から、S&P500は7月下旬に付けた今年の高値から約6%下落した。それでも年初来では12%上昇し、4327.78で13日の取引を終えた。

レフコウィッツ氏は米経済について「ややソフトな着陸を依然予想している」とし、これが企業利益の成長回復をけん引し、今後1年間の米大型株のトータルリターンは2桁近くになると予想した。

また「歴史的にみてバリュエーションは高めだが、低失業率とインフレ率低下という文脈では妥当だろう」とした。

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