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日経平均は4日ぶり小反落、大幅高の反動 午後は下げ渋りも

ロイター / 2023年11月16日 15時31分

 11月16日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比95円29銭安の3万3424円41銭と4営業日ぶりに小反落して取引を終えた。写真は2015年12月、都内で撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)

Noriyuki Hirata

[東京 16日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比95円29銭安の3万3424円41銭と4営業日ぶりに小反落して取引を終えた。米株は小幅高だったが、日経平均は前日の大幅高を受けて利益確定売りが優勢だった。一方、大引けにかけては下げ幅を縮め、底堅さも意識された。

日経平均は120円安で寄り付いた。前日までの3連騰で1000円近く上昇しており、利益確定売りが先行した。その後いったん切り返してプラスに転じ、94円高に上昇する場面もあった。堅調な企業業績を背景に、下値では押し目買いが支えになった。

時間外取引の米株先物やアジア株の軟調な値動きが投資家心理の重しになり一時285円安に下げ幅を広げたが、午後には海外株が下げ幅を縮める中、日経平均も下げ渋った。市場では「商いが薄めのため下に振れる場面もあったが、下値の堅さを確認した」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との声が聞かれた。

グロース株とバリュー株の動向に大きな偏りはみられず、循環物色が意識された。前日に売られた銀行株の一角が買い戻された。これまで買われてきた半導体関連の一角は朝方こそ弱かったが、午後には下げ幅を縮めたりプラスに転じる銘柄が目立った。「企業業績がしっかりしている上、米国の物価指標の発表も無難通過し、上値を試す地合いが続いている」(岩井コスモの林氏)という。

TOPIXは0.19%安の2368.62ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.19%安の1219.07ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆7183億8700万円。東証33業種では、値上がりは石油・石炭製品やサービス、鉄鋼など9業種で、値下がりは小売や医薬品、食料品など23業種だった。 高島屋やANA HLDGなどインバウンド関連株が総じて軟調。前日発表の10月訪日外国人客数は初めてコロナ禍前の19年同月を超えたが、中国からの戻りの鈍いことが嫌気された。一方、米投資ファンドによる株式取得が伝わったリクルートHLDGが大幅高となったほか、三井住友FGが堅調。信越化学工業は年初来高値を更新した。

新規上場のJapan Eyewear Holdingsの初値は公開価格を6.5%下回る1271円で、1111円で取引を終えた。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.09%安の691.14ポイントと、小幅に反落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが410銘柄(24%)、値下がりは1210銘柄(72%)、変わらずは39銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 33424.41 -95.29 33399.59 33,233.84─3

3,614.13

TOPIX 2368.62 -4.60 2367.75 2,359.25─2,

383.90

プライム市場指数 1219.07 -2.37 1219.98 1,214.34─1,

226.96

スタンダード市場指数 1125.70 -4.54 1128.92 1,123.27─1,

131.12

グロース市場指数 879.53 -1.06 878.24 870.67─883.

66

グロース250指数 691.14 -0.60 689.73 683.02─694.

33

東証出来高(万株) 145188 東証売買代金(億円 37183.87

)

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