大手企業の温暖化ガス排出削減目標、ロビー活動で骨抜きに=調査
ロイター / 2023年11月16日 16時19分
11月16日、非営利組織インフルエンスマップが発表した調査結果によると、スイスの資源大手グレンコア、米石油大手エクソンモービル、欧米系自動車メーカーのステランティスなど大手企業は温室効果ガス排出量削減目標と相反する政策を求めるロビー活動を展開している。写真はスイスのバールにあるグレンコア本社前で撮影された同社のロゴ。2017年7月撮影(2023年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[ロンドン 16日 ロイター] - 非営利組織インフルエンスマップが16日発表した調査結果によると、スイスの資源大手グレンコア、米石油大手エクソンモービル、欧米系自動車メーカーのステランティスなど大手企業は温室効果ガス排出量削減目標と相反する政策を求めるロビー活動を展開している。
フォーブス誌の世界大手企業「フォーブス2000」から293社を分析し、温室効果ガス排出量を実質ゼロとするかそれに近い目標を掲げる企業のうち、約6割がロビー活動が原因でグリーンウォッシング(見せかけの環境対策)に陥るリスクがあると指摘した。
インフルエンスマップは国連のハイレベル専門家グループ(HLEG)のガイダンスに基づき、ロビー活動を気候変動関連の目標と整合させる必要性を指摘している。
ハイレベル専門家グループのキャサリン・マッケナ議長は、この調査結果が企業への「警鐘」になるだろうと述べた。
インフルエンスマップによると、グレンコアは欧州連合(EU)とオーストラリアの気候関連政策に反対し、エクソンは米環境保護局(EPA)が提案した発電所の規則に反対。ステランティスはEUが提案した2035年の新車とバンの温室効果ガス排出量100%削減目標に反対し、普通自動車の排出基準を弱める米国の取り組みを支持した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1〈最低賃金1054円に〉過去最大増なのにパート、アルバイトから大ブーイングのワケ「扶養控除ライン据え置きはオフサイドトラップ」「政治家の報酬だけは世界トップクラスだけど、賃金はオーストラリアの半分」
集英社オンライン / 2024年7月26日 18時56分
-
2土用丑のうなぎで嘔吐=京急百貨店
時事通信 / 2024年7月26日 19時32分
-
3赤字続きのミニストップ、逆転を狙う新業態は「コンビニキラー」? まいばすけっとに続けるか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月26日 6時15分
-
4「ジェネリックにしますか?」と薬局で聞かれましたが、「新薬」にしました。これって損ですか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月26日 8時40分
-
5タワマンで迷子、自分の部屋に帰れない…年金月25万円の69歳父が母と肩を寄せ合い暮らす「子供部屋」に唖然【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月26日 11時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)