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フィリピン中銀、6.5%に金利据え置き 引き締めスタンスは維持

ロイター / 2023年11月16日 18時43分

 11月16日、フィリピン中央銀行は政策金利の翌日物リバースレポ金利を6.5%に据え置いた。写真は同行のロゴ。2016年4月、マニラで撮影(2023年 ロイター/Romeo Ranoco)

[マニラ 16日 ロイター] - フィリピン中央銀行は16日、政策金利の翌日物リバースレポ金利を6.5%に据え置いた。ただインフレとの闘いはまだ終わっておらず、見通しのリスクは依然かなり上向きと説明した。

ロイターの調査では、エコノミスト23人中16人が据え置きを予想、残りは25ベーシスポイント(bp)の引き上げを予想していた。

中銀は先月26日、インフレを抑制する政策対応の「至急の」必要性が生じたことを理由に、25bpの緊急利上げに踏み切った。

先週発表された10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.9%上昇で、3カ月ぶりに鈍化していた。

中銀は16日、今年のインフレ率予想を6.2%から6.1%に、来年は4.7%から4.4%に下方修正した。それでも2─4%の目標を引き続き大幅に上回る。中銀はインフレを目標まで着実に下げるため必要に応じて引き締めを再開する用意があるとの方針を改めて示した。

ダキラ副総裁は会見で「インフレの持続的下降トレンドが顕著となり、インフレ期待が安定するまで政策を十分引き締め状態に保つことが必要という認識を維持している」と述べた。

次回の政策会合は12月14日。

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