ＳＢＧ出資の米医療ＡＩ企業、初値は公開価格8％上回る

６月１４日、ソフトバンクグループ（ＳＢＧ）が出資する米医療ＡＩ企業テンパスＡＩが、ナスダック市場に新規上場した。写真は１月撮影（２０２４年　ロイター／Dado Ruvic）

[１４日 ロイター] - ソフトバンクグループ（ＳＢＧ）が出資する米医療ＡＩ（人工知能）企業テンパスＡＩが１４日、ナスダック市場に新規上場した。初値は公開価格（３７ドル）を８．１％上回る４０ドルで、時価総額は６６億ドルとなった。

テンパスは新規株式公開（ＩＰＯ）で公開価格を目標レンジ（３５─３７ドル）の上限に設定し、４億１０７０万ドルを調達した。

同社は腫瘍学や神経精神医学、放射線学、循環器学などの分野で遺伝子検査を販売し、アストラゼネカやＧＳＫといった製薬大手などを顧客に持つ。

調査会社ピッチブックによると、アルファベット傘下グーグルやフランクリン・テンプルトン、Ｔロウ・プライスなども出資している。