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ドイツ銀、第2四半期は赤字転落の可能性 ポストバンク巡る訴訟で

ロイター / 2024年7月16日 9時7分

7月15日に公表されたアナリスト予想によると、ドイツ銀行 は、金融危機時に実施した傘下ポストバンクの買収を巡る訴訟で収益が悪化する可能性があり、第2・四半期は損失を計上する見通し。写真はドイツ銀行のロゴ。スペインのマラガで4月撮影(2024年 ロイター/Jon Nazca)

Tom Sims

[フランクフルト 15日 ロイター] - 15日に公表されたアナリスト予想によると、ドイツ銀行 は、金融危機時に実施した傘下ポストバンクの買収を巡る訴訟で収益が悪化する可能性があり、第2・四半期は損失を計上する見通し。

赤字となればクリスチャン・ソーイング最高経営責任者(CEO)の下で再建を進めてきた同行の15四半期連続の黒字記録が途絶えることになる。

ドイツ銀は、ポストバンクの買収価格が低すぎたとして長期にわたり起こしている訴訟で13億ユーロ(14億2000万ドル)を計上するため、四半期利益が打撃を受けると警告している。同行は7月24日に決算を発表する。

新しいコンセンサス予想では、同行の主要4営業部門はそれぞれ税引前利益を計上する見通し。一方、コンセンサスに基づくロイター試算によると、株主に帰属する税引き後の最終損益は2億8000万ユーロ程度になる可能性がある。

これは、同銀行が5月に発表した前回のコンセンサス予想で予測されていた1億7000万ユーロの損失よりも大きく、昨年第2・四半期の7億6300万ユーロの黒字からの赤字転落になる。

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