ドイツ経済省、中国製ＥＶ関税巡るＥＵ採決を棄権

ドイツ経済省は、中国製電気自動車（ＥＶ）への関税導入を巡る１５日の欧州連合（ＥＵ）欧州委員会の議論では決定を下していないと語り、採決を事実上棄権したことを認めた。写真は北京にある充電スタンド。２月２日撮影（２０２４年　ロイター/Florence Lo）

[ベルリン １５日 ロイター] - ドイツ経済省は、中国製電気自動車（ＥＶ）への関税導入を巡る１５日の欧州連合（ＥＵ）欧州委員会の議論では決定を下していないと語り、採決を事実上棄権したことを認めた。

同省の報道官は「協議期間中は話し合いに貢献したが、まだ決定は下していない。連邦政府の観点では、今は中国との迅速かつ合意に基づく解決策を模索することが重要だからだ」と説明。

同氏は「最終的な相殺関税の決定が下される時こそ、加盟国の決定は拘束力を持ち、重要だ」と語った。