1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

死免れたトランプ氏、「神に祝福された候補」と支持者 神格化に懸念も

ロイター / 2024年7月16日 11時46分

 7月15日、トランプ前米大統領(写真)が13日の演説中に銃撃を受けながらも致命傷を免れたことについて、キリスト教右派・福音派の支持者らは同氏が「神から祝福された」候補との考えを強めており、選挙戦で宗教的な崇拝を奨励する動きが一段と強まっている。写真は米ウィスコンシン州 ミルウォーキーで撮影(2024 ロイター/Andrew Kelly)

Tim Reid Helen Coster

[ミルウォーキー 15日 ロイター] - トランプ前米大統領が13日の演説中に銃撃を受けながらも致命傷を免れたことについて、キリスト教右派・福音派の支持者らは同氏が「神から祝福された」候補との考えを強めており、選挙戦で宗教的な崇拝を奨励する動きが一段と強まっている。

ウィスコンシン州ミルウォーキーで15日開幕した共和党全国大会で話を聞いた州・地域を代表する代議員18人のうち16人が、トランプが死を免れたのは神のおかげとの考えを示した。

テキサス州の代議員であるレイ・マイヤーズさんは「神秘的なことが起きている。トランプ氏はあらゆる経験をし、批判を受け、今回、自らの血さえ流した。それでもなお健在だ。神の関わりがあったとしか説明できない」と話した。

トランプ氏自身も14日、自らの交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「考えられない事態をまさに神の力で回避した」と投稿した。

セクハラで訴えられるなどの逆風があった2016年と20年の大統領選でも、福音派の有権者はトランプ氏を強く支持した。

同氏とその支持者らは、キリストのような人物としてトランプ氏を描く画像を頻繁にSNSに投稿している。集会で参加者が着用するTシャツも同氏を救世主として描くものが多くある。

一方、このようなキリスト教色の強い選挙運動について、トランプ氏が米国を犯罪が横行する崩壊寸前の国と偽の主張をし、その唯一の救世主として個人崇拝を強化しているとみる批評家もいる。

同氏に批判的な共和党のストラテジスト、マイク・マドリッド氏はトランプ氏支持者の間で同氏を神格化することが選挙を有利にするとは思えないと指摘。「多くの支持者がトランプ氏を救世主と考えていることに恐怖心を抱く有権者は多いだろう」と述べた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください