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ロシアと米英、国連安保理で非難の応酬 亀裂浮き彫りに

ロイター / 2024年7月17日 2時58分

ロシアのラブロフ外相(写真)は16日に開かれた国連安全保障理事会で、米国は同盟国に「無条件の服従」を要求し、多国間主義を脅かしていると非難した。9日撮影(2024年 ロイター/Evgenia Novozhenina)

Michelle Nichols

[国連 16日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は16日に開かれた国連安全保障理事会で、米国は同盟国に「無条件の服従」を要求し、多国間主義を脅かしていると非難した。これに対し米英の国連大使は反発し、ロシアとの亀裂が改めて浮き彫りになった。

ロシアは7月の安保理の議長国で、ラブロフ外相がこの日の会合の議長を務めた。ラブロフ氏は「西側諸国は自国の覇権に対する挑戦と見なす独自の政策を持つロシア、中国、その他の国々を封じ込めるために、世界システムを積極的に解体している」と指摘。米国は同盟国に服従を要求しているとし、「多国間主義と国際法に対する直接的な脅威」になっていると述べた。

これに対し米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は、ロシアは国際平和や安全保障などの問題を真剣に受け止めていないとした上で、ロシアが2022年2月に開始したウクライナ全面侵攻を非難。英国のウッドワード国連大使も、ロシアは「国連憲章に違反し、ウクライナの民間人を組織的に爆撃している」と非難した。

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