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トランプ氏銃撃犯がいた屋上、警備隊が対象範囲外と認識

ロイター / 2024年7月17日 5時6分

トランプ前米大統領を銃撃したトーマス・マシュー・クルックス容疑者がいた屋上について、シークレットサービス(大統領警護隊)が警備範囲外と宣言していたことが分かった。14日撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Andrew Hay Ted Hesson Jonathan Landay

[16日 ロイター] - トランプ前米大統領を銃撃したトーマス・マシュー・クルックス容疑者がいた屋上について、シークレットサービス(大統領警護隊)が警備範囲外と宣言していたことが分かった。元シークレット・サービスの職員2人によると、これは同隊が犯すべきではなかった致命的な失態だったという。

バトラー郡保安官マイケル・スループ氏はインタビューで、地元警察官2人が不審者がいるとの通報を受けて現場に向かい、屋根を確認するため2人の警察官のうち1人が、銃撃犯のクルックス容疑者と対峙(たいじ)したと述べた。

元シークレットサービスの特別捜査官ケネス・バレンタイン氏は、このことで警備上の大きな穴が露呈したとし、「容疑者は屋根に登れるはずではなかった」と語った。

バレンタイン氏は、次の防衛線として、当局は屋上を監視し脅威を阻止できる人物を配置すべきだったと述べた。

元シークレットサービス職員は、「シークレットサービスは建物が境界線の外にあったと言ったが、それは事実ではない。境界線の内側にあったはずだ。これは大失敗だ」と語った。

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