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イランによるトランプ氏暗殺計画情報、米政府は事前に入手=報道

ロイター / 2024年7月17日 6時29分

米国はここ数週間にわたり、イランによるトランプ前大統領暗殺計画に関する情報を得ていた。15日撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

[ワシントン 16日 ロイター] - 米国はここ数週間にわたり、イランによるトランプ前大統領暗殺計画に関する情報を得ていた。CNNが16日、関係筋の話として報じた。

ただCNNは、13日にトランプ氏を銃撃したトーマス・マシュー・クルックス容疑者がこの計画に関連していることを示す証拠はないとしている。

ホワイトハウスもクルックス容疑者に国内外の共犯者がいたことを示す兆候はないとした上で、CNNの報道に関するコメントを控えた。

CNNの記者は米国家安全保障当局者の話として、米国のシークレットサービスとトランプ氏の陣営は、銃撃事件が起きた13日の集会前にこの計画について知らされていたと伝えている。    

シークレットサービスのアンソニー・グリエルミ報道官はCNNに対し、トランプ氏の警護を増強したと述べた。

米当局は長年にわたり、トランプ氏が2020年1月にイランのソレイマニ司令官殺害を命じたことに対してイランが報復するのではないかと懸念。米国家安全保障会議(NSC)のエイドリアン・ワトソン報道官は「数年にわたり、トランプ政権の元高官に対するイランの脅威を追跡してきた。これらの脅威はイランがソレイマニ氏殺害に対する復讐を望んでいることから生じている。われわれはこれを国家および国土安全保障上の最優先事項と捉えている」とした。

一方、ニューヨークのイラン国連代表部はロイターへの声明で「これらの非難は根拠がなく悪意のあるものだ」と指摘。「イランの観点からすると、トランプ氏はソレイマニ司令官の暗殺を命じた罪で法廷で起訴され処罰されなければならない犯罪者だ。イランはトランプ氏を裁きにかけるために法的な道を選んだ」とした。

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