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NY外為市場=ドル上昇、米小売売上高増加など支援材料

ロイター / 2024年7月17日 6時9分

終盤のニューヨーク外為市場ではドルが上昇。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが上昇。この日公表された米小売売上高は予想以上に堅調だったものの、米連邦準備理事会(FRB)による年内利下げ期待を維持できないほど強い内容ではなかった。

米商務省が16日発表した6月の小売売上高(季節調整済み)は前月比横ばい。ロイターがまとめた市場予想は0.3%減だった。

主要通貨に対するドル指数は、0.07%高の104.31。前日は104.51まで上げた。

FXストリート・ドット・コムのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は、自動車を除く数字が予想をかなり上回ったことが重要だと指摘。「自動車売上高は高金利を背景に落ち込んでいるが、これと住宅市場を除けば、消費は依然としてかなり好調のようだ」と述べた。

一方、同日に米労働省が発表した6月の輸入物価指数は前月比横ばいとなり、FRBによる年内の利下げ余地が示唆された。

CMEのフェドウォッチによると、市場ではFRBが7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利下げを行う可能性は低いと見られているものの、9月会合での利下げ実施は完全に織り込まれている。

ドル/円は0.28%高の158.46円となった。

ポンドは0.07%安の1.2957ドル。ユーロは0.03%安の1.0891ドルとなった。今週17日には、英国の消費者物価指数(CPI)およびユーロ圏CPI改定値が発表される予定。

カナダ統計局が16日発表した6月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率は2.7%と、ロイターがまとめた市場予想(2.8%上昇)をわずかに下回った。コア指標も小幅に鈍化したことから、金融市場では25bpの利下げが実施されるとの観測が強まった。

カナダドルは0.03%高の1米ドル=1.37カナダドルとなった。

トランプ前大統領の暗殺未遂事件を受け、同氏が11月の選挙戦で勝利する可能性が高まったとの見方から暗号資産(仮想通貨)は前日に続き小幅上昇した。

ビットコインは1.58%高の6万4780.28ドル。イーサも0.83%上昇し、3463.60ドルとなった。

ドル/円 NY終値 158.34/158.37

始値 158.43

高値 158.85

安値 158.26

ユーロ/ドル NY終値 1.0897/1.0901

始値 1.0897

高値 1.0905

安値 1.0872

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