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米国は制御不能な「カオス」に、有権者の80%が懸念 トランプ氏銃撃受け=調査

ロイター / 2024年7月17日 8時15分

ロイター/イプソスによる最新の調査で、週末のトランプ前米大統領銃撃事件を受け、有権者の80%が米国は制御不能な「カオス」に陥りつつあると考えていることが分かった。15日撮影(2024年 ロイター/Cheney Orr)

[ワシントン 16日 ロイター] - ロイター/イプソスによる最新の調査で、週末のトランプ前米大統領銃撃事件を受け、有権者の80%が米国は制御不能な「カオス」に陥りつつあると考えていることが分かった。

調査は登録有権者992人を含む全米の成人1202人を対象にオンライン上で実施された。

さらに、有権者の約84%が、11月5日の大統領選後に過激派が政治的な暴力を引き起こすことを懸念していると回答。5月時点の調査で同様の懸念を示していたのは74%だった。   

登録有権者の間での支持率では、共和党のトランプ氏が43%、民主党で現職のバイデン大統領の41%と、トランプ氏のリードは小幅にとどまり、銃撃事件が有権者の考えに大きな変化をもたらしていないことも分かった。

政治的目的を達成するために暴力に訴えることを容認できると答えた回答者は5%にとどまり、2023年6月に行われたロイター/イプソス調査の12%から減少した。回答者の約67%が、政治的信念を理由としたコミュニティーに対する暴力行為を懸念していると答え、23年6月の調査の60%から増加した。

トランプ氏が銃撃から生き延びたことについて、共和党として登録する有権者の65%が「トランプ氏は神の意志やおぼしめしといった計らいを受けている」と回答。民主党として登録する有権者では11%がこの考えに同意した。

米国は先進国の中でも特に宗教を積極的に受け入れており、ギャラップが22年に実施した調査によると、米国人の約77%が神を信じていると答えた。この割合はカナダでは56%、英国では39%だった。

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