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欧州当局、エムポックスのリスク引き上げ WHOも感染拡大見通す

ロイター / 2024年8月16日 23時7分

欧州疾病予防管理センター(ECDC)は16日、ウイルス感染症エムポックス(サル痘)のリスク評価を「低い」から「中程度」に引き上げ、感染地域から訪れる場合は十分留意するよう各国に求めた。サル痘ワクチン接種、パリで2022年撮影。(2024年 ロイター/File Photo)

Bhanvi Satija Jennifer Rigby

[16日 ロイター] - 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は16日、ウイルス感染症エムポックス(サル痘)のリスク評価を「低い」から「中程度」に引き上げ、感染地域から訪れる場合は十分留意するよう各国に求めた。

感染が持続するリスクは低いが、今後数週間で新種への感染者が欧州に入る例が増えるとの見方を示した。スウェーデンでは前日、新種感染が確認されていた。

世界保健機関(WHO)は14日、アフリカのコンゴから近隣諸国にエムポックス感染が拡大していることを受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

WHOは16日の会見で、モニタリングを強化したこともあり、アフリカ以外の地域でも近々感染者が出るとの見方を示した。しかし感染拡大を阻止するための渡航制限は行わないよう勧告している。

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