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仏出身のブルトン欧州委員が辞任、フォンデアライエン氏を批判

ロイター / 2024年9月16日 19時4分

 欧州委員会のブルトン委員は16日、辞任を表明し、フランスの次期欧州委員候補からも外れると発表した。3月ブリュッセルで撮影(2024年 ロイター/Yves Herman)

Michel Rose Andrew Gray

[パリ/ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のブルトン委員(フランス出身)は16日、辞任を表明し、フランスの次期欧州委員候補からも外れると発表した。

ブルトン氏は過去5年間、欧州委で域内市場を担当してきた。再任が決まったフォンデアライエン欧州委員長が今週、新体制を発表する直前での辞任となった。

ブルトン氏はXに投稿した辞表で、フォンデアライエン氏が数日前フランスに対し、「個人的な理由で」ブルトン氏を委員の候補から外すよう求め、代わりに「より影響力のあるポスト」を配分することを提案したと主張した。

仏政府は要請を受けて別の候補を提案するとの見方を示した。

統治に疑問があることを示す新たな証拠だとし、もはや職務を遂行できないと指摘した。

ブルトン、フォンデアライエン両氏の関係はここ数カ月で悪化していた。関係筋によると、リベラル派のブルトン氏は、フォンデアライエン氏が中道右派「欧州人民党(EPP)」の次期委員長候補に選ばれたことを公然と批判し、フォンデアライエン氏を怒らせたという。

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