米今年の年末商戦、最大3.5%増と予測=NRF
ロイター / 2024年10月16日 9時14分
10月15日、 全米小売業協会(NRF)は今年11月から12月にかけての米年末商戦の売上高が前年比で最大3.5%増となり、伸び率は6年ぶりの低水準になるとの予測を発表した。シカゴの玩具店で2023年11月撮影(2024年 ロイター/Vincent Alban)
[15日 ロイター] - 全米小売業協会(NRF)は15日、今年11月から12月にかけての米年末商戦の売上高が前年比で最大3.5%増となり、伸び率は6年ぶりの低水準になるとの予測を発表した。売上高は9795億─9890億ドルと予想した。
2023年の売上高は3.9%増の9556億ドルだった。
米小売業が23年の年末商戦で雇用した季節労働者が50万9000人だったのに対し、24年の季節雇用は40万─50万人になるとの見通しも示した。
NRFのチーフ・エコノミスト、ジャック・クラインヘンズ氏は、NRFが今年下半期の経済活動と成長率について楽観的な見方を持ち続けているとして「家計は良好で、年末商戦に向けての力強い支出の原動力となるものの、支出にはより慎重になるだろう」との見方を示した。
消費者が食品から衣料品に至るまで支出を制限し、より安価な代替品を選んでいるのを背景に、企業は値下げし、より多くの割引を提供することを迫られている。
NRFは、電子商取引(EC)などの無店舗販売での売上高は23年の年末商戦で2733億ドルだったのに対し、24年は最大で9%増の2979億ドルになると予想している。
今年の感謝祭からクリスマスまでの年末商戦は26日間と例年より短く、小売業大手の米ウォルマート、ターゲット、アマゾン・ドット・コム、中国のECサイト「SHEIN(シーイン)」、格安ECサイト「Temu(ティームー)」を世界展開する中国のPDDホールディングスは早めに買い得商品を投入することを余儀なくされている。
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