原油先物は反発、前日4%超下落 中東情勢の不透明感続く
ロイター / 2024年10月16日 11時30分
アジア時間序盤の原油先物は、中東紛争を巡る不透明感が続く中で反発している。今週は需要懸念からこれまでに1バレル当たり5ドル下落している。写真は6月14日、フランスのトリゲールで撮影(2024年 ロイター/Benoit Tessier)
[16日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は、中東紛争を巡る不透明感が続く中で反発している。今週は需要懸念からこれまでに1バレル当たり5ドル下落している。
0054GMT(日本時間午前9時54分)時点で、北海ブレント先物は0.24ドル(0.3%)高の1バレル=74.49ドル、米WTIは0.27ドル(0.4%)高の70.85ドル。いずれも14日は約2%安だった。
15日はともに4%超下落し、2週間ぶりの安値近辺となった。需要見通しの弱さや、イスラエルがイランの核施設や石油施設を攻撃しないとの報道を受けて供給途絶の懸念が和らいだ。
需要面では、石油輸出国機構(OPEC)が今週、今年と来年の見通しを下方修正した。
市場は16日発表の米在庫統計に注目している。ロイターのアナリスト調査によると、11日までの週間原油在庫は約180万バレル増加すると予想されている。
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