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午前の日経平均は反落、800円超安 半導体株安が重し

ロイター / 2024年10月16日 11時59分

 10月16日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比817円09銭安の3万9093円46銭と、反落した。写真は株価を映し出すスクリーンの下を歩く男性。都内で2022年6月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 16日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比817円09銭安の3万9093円46銭と、反落した。オランダの半導体製造装置メーカーASMLの決算を受けて米半導体株が下落した流れを引き継いで、東京市場でも半導体関連株が大幅安となった。一方、決算を手掛かりにした個別物色もみられた。

日経平均は前営業日比547円安と軟調にスタート。寄り付き後も下げ幅を広げ、前場序盤に一時847円安の3万9062円85銭まで値下がりした。指数寄与度の大きいハイテク株で売り圧力が強まり、指数を押し下げた。ただ、売り一巡後は一進一退の展開が継続。前引けにかけては3万9100円台を軸にもみ合いとなった。

日銀の安達誠司審議委員は16日、基調的な物価上昇率が2%目標を持続的・安定的に実現するまでは、基本的には緩和的な環境を維持しつつ、極めて緩慢なペースで政策金利を引き上げていくと発言したが、相場への影響は限定的だった。

市場では「生成AI(人工知能)需要の高まりもあり、半導体需要がいきなり落ち込んでいるわけではないと思うが、今日はASMLの決算が嫌気されている」(三菱UFJアセットマネジメントのチーフファンドマネジャー・石金淳氏)との指摘が聞かれた。

目先の日経平均については、「徐々に下値を切り上げているものの、上値を追える環境ではなく横ばい圏での推移が続きそうだ」(石金氏)という。テクニカル面では3万8000円近辺に主要な移動平均線が集中しており、同水準が下値サポートラインとなるとみられている。

TOPIXは1.11%安の2693.40ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆9356億1200万円だった。東証33業種では、不動産、保険、建設など5業種が値上がり。精密機器、電気機器、機械など27業種は値下がり、空運は変わらずだった。

個別では、レーザーテックが13%超安でプライム市場の値下がり率トップとなった。東京エレクトロンは9%超安だった一方、アドバンテストは小幅安。ソフトバンクグループは4%超安だった。

前日に業績予想の上方修正を発表したパルグループホールディングスは15%超高。大林組、大成建設など建設株は堅調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり557銘柄(33%)に対し、値下がりが1031銘柄(62%)、変わらずが55銘柄(3%)だった。

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