ロシア、キーウなどに夜間攻撃 無人機136機＝ウクライナ

　１０月１６日、ウクライナ当局は、ロシアがキーウなどウクライナ都市を標的に無人機（ドローン）とミサイルによる夜間攻撃を行い、西部テルノーピリ州の工業施設で火災が発生したと発表した。ウクライナ・テルノピリで撮影。提供写真（２０２４年　ロイター/Press service of the State Emergency Service of Ukraine）

[キーウ １６日 ロイター] - ウクライナ当局は１６日、ロシアがキーウなどウクライナ都市を標的に無人機（ドローン）とミサイルによる夜間攻撃を行い、西部テルノーピリ州の工業施設で火災が発生したと発表した。

当局によると、過去数カ月で最大級の無人機攻撃の１つだった。

キーウでは被害や負傷者の情報は寄せられていないほか、テルノーピリ州の火災は鎮火し、こちらも負傷者は出ていないという。

ウクライナ空軍によると、ロシアは約１３６機の無人機と２発のミサイルを発射し、ウクライナの防空システムがドローン５１機を破壊。２０機はまだウクライナ上空にあり、６０機は所在不明で、ウクライナ側によって撃墜された可能性もある。

ミサイル２発は北部チェルニヒウ州と東部ドネツク州に向けて発射された。被害状況などは不明。

南部ヘルソン州とミコライウ州では停電が報告されている。ミコライウ州では２７万２０００人に影響が出ているが、停電は夜間の攻撃が原因ではなく、復旧作業が進められているという。