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午後3時のドルは横ばい149円前半、前日海外の円高一服

ロイター / 2024年10月16日 15時35分

 10月16日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの149円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 16日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの149円前半で取引されている。前日海外市場で進んだ円高は一服となったが、中東情勢や半導体関連株の急落など懸念材料が相次ぐ中、主要通貨は方向感を失い売買が交錯した。

ドルは午前に実需の売買が中心となって一時148.83円まで下落し、今月11日以来の安値を更新した。しかし、前日海外で進んだ米金利の低下や原油価格の下げがアジア市場では一服となったこともあり、ドルは売りが一巡した午後には149円前半へ切り返した。

市場では「中東情勢や半導体関連株の下落など不透明要因が多く、売買が交錯しやすくなっている。目先のポイントは17日発表の米小売売上高で、主流となっている11月の政策金利据え置き見通しが変化するかが焦点」(国内証券アナリスト)との声が聞かれた。

円高が進んだ一因として、日銀の安達誠司審議委員の発言が手掛かりになったとの指摘もあった。安達氏はこの日の金融経済懇談会で、2%目標の実現に向けて、現時点で見通しを変更するほどではないが「やや注意を要する点が出てきた」などと発言した。

安達氏は今年5月、歴史的な円安が進行する過程で「金融政策による対応も選択肢の1つ」と述べ、市場の注目を集めていた。

主要通貨が総じて横ばいとなる中、ニュージーランドドルの下げがやや目立った。第3・四半期消費者物価指数(CPI)の前期比が予想に届かなかったことが手掛かりとなり、前日日中の91円前半から半月ぶり安値となる90円台割れ目前まで売られた。

NZの金利先物市場では11月に0.5%の利下げが行われるとの見方が大勢だが、利下げ幅が0.75%まで広がる可能性も4%織り込んでいる。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 149.35/149.37 1.0888/1.0889 162.62/162.63

午前9時現在 149.08/149.09 1.0883/1.0884 162.24/162.26

NY午後5時 149.19/149.21 1.0890/1.0892 162.48/162.52

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