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中東の紛争拡大阻止、ガザ問題の解決が不可欠=ハマス幹部

ロイター / 2024年10月17日 4時49分

イスラム組織ハマスの幹部バセム・ナイム氏(写真)は16日、親イラン武装組織ヒズボラが本拠を置くレバノンを含む中東地域で急速に拡大している紛争について、解決にはパレスチナ自治区ガザを巡る危機の根源的な解決が不可欠になる考えを示した。同日撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Jonathan Spicer

[イスタンブール 16日 ロイター] - イスラム組織ハマスの幹部バセム・ナイム氏は16日、親イラン武装組織ヒズボラが本拠を置くレバノンを含む中東地域で急速に拡大している紛争について、解決にはパレスチナ自治区ガザを巡る危機の根源的な解決が不可欠になる考えを示した。

ナイム氏はイスタンブールでロイターに対し「ガザ地区とレバノンの2つの前線は複雑に絡み合っている。ガザ地域の問題を解決せずに、恒久的な停戦や解決策を見出すのは容易でない」と述べた。

ヒズボラはハマスとの連帯を示しイスラエルに対する攻撃を行ったが、最近では停戦の可能性について言及し始めている。ただナイム氏は、それでも広範な問題は未解決のまま残ると指摘。「レバノンで停戦が実現しても、レバノンやパレスチナに関連する全ての問題の解決に向けた協議が実施されなければ、この地域に平穏はもたらされない」と語った。

また、停戦を仲介しているカタールとエジプトはガザ地区を越えて紛争が拡大したことに「失望している」と指摘。停戦交渉がとん挫した責任はイスラエルにあると改めて非難した。

その上で、イスラエルのガザ地区北部に対する最新の攻勢の強化について、民間住宅が直接的な標的になっており、 これまでの攻撃より「はるかに残虐」だと非難した。

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