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石破首相「核持つ専制独裁国家が取り囲み」、自衛官不足に危機感

ロイター / 2024年12月16日 15時8分

 12月16日、石破茂首相は参院予算委員会で、自衛官の定数割れが続く問題を巡り、充足率9割程度では全く足りないと訴えた。写真は11月29日撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Shinichi Uchida

[東京 16日 ロイター] - 石破茂首相は16日の参院予算委員会で、自衛官の定数割れが続く問題を巡り、充足率9割程度では全く足りないと訴えた。首相は周りを「核を持った専制独裁国家が取り囲み、通常戦力も飛躍的に拡大しつつある」と指摘し、異なる政治体制で意思決定が非常に速く、予測し得ないものもあり得るとし、リスクに備えるには「全く足りない」と語った。

松沢成文委員(維新)に対する答弁。 

自衛官は定数(24.7万人)の9割程度の状態が継続してきており、石破政権では処遇や勤務環境の改善などに向けた関係閣僚会議を開催している。

石破首相は「自衛官が足りないことは国家全体の問題だ」と述べ、自衛官になってよかったと思われる体制をつくるのは国家の責務との見解を示した。

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