日立、徳永副社長が社長に昇格 小島社長は副会長に

　１２月１６日、日立製作所は、徳永俊昭副社長が社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）に昇格する人事を発表した。チューリヒで２０２０年９月撮影（２０２４年　ロイター／Arnd Wiegmann）

Shiho Tanaka　Ritsuko Shimizu

［東京　１６日　ロイター］ - 日立製作所は１６日、徳永俊昭副社長が社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）に昇格する人事を発表した。小島啓二社長は副会長に就任する。２０２５年４月１日付。

徳永氏は１９９０年に入社。情報・通信事業の部長や家電事業のトップなどを経て、現在は副社長としてデジタル戦略や社会インフラ事業などを担当している。

徳永次期社長は会見で、自らの役割について「成長を確実なものにして持続可能なものにすること」と述べ、ポイントになるのはデジタルだと指摘した。この考え方は、徳永氏が中心になって策定、実行していく２０２５―２７年度の次期中期計画にも反映させるとした。

また、キャッシュ重視、資本効率重視の経営、資本市場との密な対話を継続していきたいとした。