1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

巨大サイクロン直撃のマヨット、生存者捜索や復旧活動開始

ロイター / 2024年12月17日 8時47分

 12月16日、巨大サイクロン「チド」の直撃を受けたアフリカ東部沖のフランス海外県マヨットで、生存者の捜索やインフラなどの復旧活動が始まった。写真は同日、マヨットで撮影。軍提供(2024年 ロイター)

[パリ/モロニ 16日 ロイター] - 巨大サイクロン「チド」の直撃を受けたアフリカ東部沖のフランス海外県マヨットで16日、生存者の捜索やインフラなどの復旧活動が始まった。

過去90年で威力が最強とされたチドはマヨットの幅広い地域に被害をもたらし、多数の家屋が倒壊したほか、通信が切断され、停電や断水も発生した。死者は数百人から数千人に上る恐れも出ている。

ルタイヨー内相代行は会見で、被害や犠牲者の全容を把握するのはなお数日が必要だと説明。「現時点では何か数字を提示することはできない。はっきりしているのはマヨットが完全に破壊されたということだ」と語った。

マクロン大統領はマヨットの被災に関する緊急閣議を開催した後、数日中に現地入りする考えを表明した。

その上でXへの投稿で「緊急閣議ではマヨットの人々を支援するためのあらゆる非常措置を講じ、そうした方針を継続できる道を確保した」と強調した。

現地では小売店の前に、水やその他必需品を求める住民が行列をつくっていた。

自宅の電気が復活したある女性はロイターとのビデオ通話で「まるで戦地のような光景だ。どこに何があるのか全く分からず、1本の木、1枚の草さえ残っていない。異常だ」と被害のすさまじさを語った。

教師をしているという男性は、道路は泥と流木に覆われ、住民らは学校に避難してペットボトルの水で料理をしていると述べた。

ダリューセク保健相代行によると、マヨット中心都市マムズで一番大きな病院は洪水で外科と集中治療室が被害を受けたものの、広場に仮設診療所を設置し、医師100人を追加投入して治療を継続しているという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください