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米、合成着色料「赤色3号」の食品・薬への使用禁止 発がん性懸念

ロイター / 2025年1月16日 9時32分

1月15日、米食品医薬品局(FDA)は合成着色料「赤色3号」の食品と経口薬への使用禁止を発表した。メリーランド州のFDA本部で2009年11月撮影(2025年 ロイター/Jason Reed)

Mariam Sunny

[15日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は15日、合成着色料「赤色3号」の食品と経口薬への使用禁止を発表した。実験動物を使った研究で発がん性が確認されたことが理由とされた。

FDAは30年以上前に、赤色3号の化粧品への使用を禁止している。消費者擁護団体は、2022年に高用量の同着色料が雄のラットにがんを引き起こす可能性を示唆する研究の見直しを請願するなど、数年前から使用禁止を要請してきた。

しかしFDAは、別の動物とヒトを対象とした研究ではそうした影響は認められず、入手可能な証拠で赤色3号の食品と薬剤への使用が人々を危険にさらすという主張を裏付けられないとしていた。

食品メーカーは27年1月15日までに、経口薬メーカーは28年1月18日までに、それぞれ同着色料の使用中止や切り替えなどの措置を講じる必要がある。

トランプ次期大統領が厚生長官に指名したロバ―ト・ケネディ・ジュニア氏は食品への化学物質の使用を減らすよう頻繁に発言している。

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