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アップル、24年の中国iPhone出荷17%減 シェア3位に転落

ロイター / 2025年1月16日 14時30分

 1月16日、調査会社カナリスによると、米アップルの「iPhone」の中国出荷台数が2024年第4・四半期に25%減少した。写真は北京のアップルストアで昨年9月撮影(2025 ロイター/Florence Lo)

[北京 16日 ロイター] - 調査会社カナリスが16日に公表したデータによると、米アップルは2024年、スマートフォン「iPhone」の中国出荷台数が17%減少した。市場シェアでは、地元ライバルのVivo(ビボ)と華為技術(ファーウェイ)に追い抜かれ、トップの座から転落した。

アップルの通年の中国出荷台数としては過去最大の減少率となった。第4・四半期は25%減少、4四半期全てでマイナスに沈んだ。

通年の中国市場シェアは、ビボが17%、ファーウェイが16%、アップルは15%と続いた。

この落ち込みはまた、チャットGPTが利用できない中国で販売される最新iPhoneに人工知能(AI)機能が搭載されていないなどの要因が、アップルの競争力をいかに低下させているかを示している。

カナリスのアナリスト、トビー・ジュー氏は「アップルの中国での年間パフォーマンスとしては最悪だ」と指摘。「アップルのプレミアム市場での地位は、複数の課題に直面している。それは、ファーウェイの継続的なフラッグシップモデルのリリース、高価格帯の国産折りたたみ式モデルの普及、シャオミやビボのようなアンドロイドブランドが技術革新を通じて消費者のロイヤリティーを高めていることだ」と述べた。

ファーウェイは23年8月に国産半導体でプレミアムセグメントに復帰して以降、強力なライバルとして浮上している。

アップルは競争圧力が高まる中、1月4─7日の4日間、中国でプロモーションを実施し、公式チャンネルを通じてiPhone16モデルを最大500元(68.50ドル)値下げした。

中国の電子商取引プラットフォームもこれに追随し、独自のキャンペーンを実施。アリババのマーケットプレイス「天猫(Tmall)」は、iPhone15シリーズを最大1000元(137ドル)値引きすると発表した。

24年の中国スマホ出荷台数は前年比4%増の2億8500万台だった。

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