台湾TSMC、第4四半期は最高益 AI半導体需要で57%増
ロイター / 2025年1月16日 15時59分
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が16日発表した2024年第4・四半期決算は、純利益が前年同期比57%増加し、過去最高を記録した。台湾・新竹にある博物館「台積創新館」で同社ロゴを昨年5月撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)
[台北 16日 ロイター] - 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が16日発表した2024年第4・四半期決算は、純利益が前年同期比57%増加し、四半期ベースで過去最高を記録した。人工知能(AI)向け半導体の需要急増に支援された。
純利益は3746億8000万台湾ドル(113億8000万米ドル)で、LSEGがまとめたアナリスト予想(3779億5000万台湾ドル)とほぼ一致した。前年同期は2387億台湾ドルだった。
売上高は39%増加。25年第1・四半期については37%の増収を見込んでいる。
また、今年の設備投資額は380億─420億ドルと最大41%増加するとの予想を示し、AI需要に対する強気の見通しを維持した。
ただTSMCは、米国の対中規制のほか、トランプ次期米大統領の関税政策などを巡る不透明感から逆風に直面している。
米政府は13日、AI向け先端半導体と技術輸出を一段と制限する規制案を公表。同盟国には無制限のアクセスを認める一方、中国、ロシア、イラン、北朝鮮への輸出遮断は維持する。
TSMCは米アリゾナ州の3工場に650億ドルを投じるなど、海外の新工場建設に数十億ドルを投じているが、大半の製造は台湾にとどまるという。
この日のTSMC株は決算発表を控え3.8%高で取引を終えた。
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