1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

アジアのヘッジファンド、24年の運用成績は15年ぶり高水準

ロイター / 2025年1月17日 1時39分

アジアのヘッジファンドは、2024年の運用成績が15年ぶりの高水準だった。写真は2024年1月、香港取引所前で撮影(2025年 ロイター/Joyce Zhou)

[香港 16日 ロイター] - アジアのヘッジファンドは、2024年の運用成績が15年ぶりの高水準だった。市場が大きく変動する中、不安定な中国経済での有望投資先の選定や、人工知能(AI)の機会を生かした。

業界データプロバイダーのHFRの「HFRIアジア・ジャパン指数」は24年通年で12.1%上昇と、09年以来の伸びとなった。

多くの投資家にとって24年は、アジアからドル資産への資金移動や、中国のデフレリスク、円建てキャリートレードの巻き戻しなど、安定感を欠く年だった。

ファンド関係者や投資家はロイターに、中国特化型のファンドは変容する中国経済での有望先を選別することで、指標となる中国株価指数を上回る成果を上げたと指摘した。

中国が24年9月に景気刺激策を発表した後、短期間の好機を捉えたファンドは 相応の利益を上げたとの指摘も聞かれた。

ゴールドマン・サックスの推定によると、アジアのファンダメンタル・ロング/ショート・ファンドの平均リターンは14.1%と、米国の13.2%、欧州の4.6%を上回った。

香港を拠点とするキーワイズキャピタルの「メガトレンド」は24年に51%上昇。テクノロジーを中心とするペンギン開発ファンドのリターンは71%だった。パンビューキャピタルの旗艦、汎アジアファンドも日本への投資で24年に41%上昇したとされている。

不安定化している国際情勢や第2次トランプ米政権発足などにより、25年もアジアでの運用は難しさを伴うとみられている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください