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米大手行、資本2000億ドル調達をーミネアポリス連銀総裁=FT

ロイター / 2020年4月16日 23時34分

4月16日、米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁(写真)は、英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)に寄稿し、新型コロナウイルスの感染が拡大しており、米国の大手銀行は直ちに2000億ドルの資本を調達すべきだと主張した。ミネアポリスで1月撮影(2020年 ロイター/ Ann Saphir)

[16日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は16日、英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)に寄稿し、新型コロナウイルスの感染が拡大しており、米国の大手銀行は直ちに2000億ドルの資本を調達すべきだと主張した。

総裁は「米国の納税者は2008年に約2000億ドルの資本を注入して銀行を強化した」と指摘。「強力な予防的措置として、今この額を民間投資家から調達すれば、ウイルスを巡る様々なシナリオを想定しても、大手行が経済を支えることができる」と述べた。

その上で、米国の銀行は資本を調達すると同時に配当金の支払いを停止する必要があると指摘。新型ウイルス感染拡大による公衆衛生上の危機が想定ほど悪化しなかった場合、自社株買い戻しや配当金の支払いを通して資本を還元できるとした。

同総裁は12日、新型ウイルスの感染拡大で引き起こされる経済の混乱からの回復は「長く困難な道のり」になるとの見方を示している。

*内容を追加します。

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