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米経済、新型コロナ危機からの回復に時間必要=NY連銀総裁

ロイター / 2020年7月17日 6時26分

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は16日、米連邦準備理事会(FRB)は、新型コロナウイルス危機下での経済および市場への支援に加え、消費者や企業のインフレ期待を2%にとどめる措置を実施する必要があると述べた。ニューヨークで昨年11月撮影(2020年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う打撃から米経済が回復するには数年かかる可能性があるとし、利上げを考えるタイミングではないと述べた。

ヤフー・ファイナンスとのインタビューで、金融政策の正常化などを考えるときではないと指摘。新型コロナは「膨大な不確実性」を生み出しており、米経済が2020年下期から回復し始めたとしても、「非常に深い穴」から抜け出すには時間がかかるかもしれないとし、「完全な強さを取り戻すのは長い道のりだ」と語った。

また、経済回復は新型コロナ感染者が増加している州で失速し始めており、レストラン利用など様々な活動の制限につながっていると言及。助成金などの形で家計や企業を支援する財政刺激策は労働者や中小企業に効果があるとした。

さらに「現在の目標はインフレ率を2%に固定することだ」と主張した一方、そのような措置は「言うは易く行うは難し」とし、「金利下限の問題のほか、世界的な超低金利環境下において必要に応じて緩和策や刺激策を行う余地が限られているためだ」と述べた。

イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)導入に関する質問には、FRB当局者の想定ほどフォワードガイダンスが効果を発揮しない場合に導入するのが最善だろうと応じた。

*内容を追加しました。

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