ネットフリックス、契約者の伸び鈍化を予想 株価約10%急落
ロイター / 2020年7月17日 8時14分
7月16日、米動画配信サービス大手ネットフリックスは、新型コロナウイルスの感染拡大で増加した契約者数の伸びが7─9月期は市場の予想以上に鈍化するとの見通しを示した。米ハリウッドのネットフリックス社屋前で2018年7月撮影(2020年 ロイター/Lucy Nicholson)
[16日 ロイター] - 米動画配信サービス大手ネットフリックス
ネットフリックスは7─9月の有料契約者数が世界全体で250万人増加すると予想。リフィニティブがまとめたアナリストの予想平均530万人を下回った。
インベスティグ・ドット・コムのシニアアナリスト、ハリス・アンワー氏は「投資家は見通しの弱さに失望している。新型コロナによる当初の押し上げがしぼみつつあることが示された」と述べた。
4─6月期決算は売上高が25%増の61億ドル。希薄化後の1株利益は1.59ドルで、アナリスト予想の1.81ドルを下回った。
4─6月は新型コロナ感染拡大により世界各国で自宅で過ごす人が増えたことで有料契約者数が1010万人増加し、1億9300万人近くに達した。ネットフリックスは株主への書簡で、各国の行動制限により契約者数は「今年上半期に急増」したが、「この結果、下半期は前年と比べて伸びが鈍化する」との見通しを示した。
フィッチ・レーティングスのディレクター、パトリス・クチネロ氏は、4─6月の契約者増加は予想されていたとした上で、「外出制限が解除されれば増加分の一部が巻き戻されるだろうか」と問いかけ、巣ごもり需要の持続可能性に疑問を示した。
新型コロナ感染拡大で映画やテレビ番組の製作にも影響が出ているが、ネットフリックスは2020年の番組計画は「ほぼ予定通り」とした。21年については、年後半にリリースがずれ込むコンテンツが増えるとの見通しを示した。ただ、21年のオリジナル映画・テレビ番組の数は20年を上回る見込み。
コンテンツ責任者のテッド・サランドス氏が共同最高経営責任者(CEO)に昇格する人事も発表した。共同創業者のリード・ヘイスティングスCEOの後継となる見込みだ。
サランドス氏はコンテンツ事業も引き続き統括する。ヘイスティングス氏はブログで、近く退任する予定はないとし、「この先10年もネットフリックスに携わるのを楽しみにしている」と述べた。
*内容を追加しました。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1英語ができない人はチンパンジー扱い…「日本人の米グーグル副社長」が31歳から英語を猛勉強し始めたワケ
プレジデントオンライン / 2024年7月28日 9時15分
-
2「みどりの窓口は減ったけど、便利になったね」は不可能か いや、やればできるはず
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月27日 7時30分
-
3『秘密のケンミンSHOW』で圧倒的に登場回数が多い都道府県は?北海道でも、沖縄県でもない、納得のワケ【齋藤孝が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月27日 8時0分
-
4激安スーパー激戦区に無料がいっぱいの街!住んだらお得な街を調査しました!
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月28日 15時2分
-
5創業105年・下関の最大手の鯨肉加工業者、破産手続開始決定…捕獲量減り仕入れ値上昇も痛手
読売新聞 / 2024年7月27日 15時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)