正午のドルは106円前半、底堅さを維持
ロイター / 2020年3月17日 12時34分
3月17日、正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点(105.85/88円)に比べ、ドル高/円安の106円前半。写真はブエノスアイレスで2018年8月撮影(2020年 ロイター/Marcos Brindicci)
[東京 17日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点(105.85/88円)に比べ、ドル高/円安の106円前半。日経平均が前日比プラス圏に入ったことで一時107.18円まで上値を伸ばしたが、正午までに日経平均が小幅なマイナス圏に下落したことで、ドルも反落したが、底堅さは維持した。
米10年国債利回りは午前の取引で0.72%台から0.79%台に上昇しドルの下値を支えた。また、105円台では公的な機関投資家のドル買い需要があるとされ、ドルの下値を限定した。
金融市場でドル不足が収まらない中、日本銀行がこの日実施したドル供給オペでは、3月26日に期日を迎えるオペで20億5300万ドル、6月11日に期日を迎えるオペで302億7200万ドルが落札された。
他方、 大手米銀8行は16日、米連邦準備理事会(FRB)の割引窓口(ディスカウント・ウィンドウ)貸出制度を利用する方針を明らかにした。
今回の表明について8行は、資本基盤は十分強固と説明するとともに、同制度を利用することが金融機関にとって不名誉だという悪い印象を軽減することを狙いとしている。2008年の金融危機後、同制度の利用は経営悪化の兆しと受け取られるとして銀行は利用を避けていた。[nT9N29I01Y]
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