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米FRBにCP市場支援を求める声高まる、流動性枯渇に危機感

ロイター / 2020年3月17日 13時44分

 3月16日、米市場で、米連邦準備理事会(FRB)に対しコマーシャル・ペーパー(CP)市場への流動性供給策を求める声が高まっている。写真はワシントンで昨年3月撮影(2020年 ロイター/Leah Milli)

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米市場で、米連邦準備理事会(FRB)に対しコマーシャル・ペーパー(CP)市場への流動性供給策を求める声が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大による信用市場の動揺で、ここ数週間にCP市場の流動性が枯渇しているためだ。また、資本市場から締め出された企業が短期の資金調達に走り、新規発行が急増するとの観測から、CPの価格は下落している。

FRBは15日夜、緊急利下げと7000億ドルの債券買い入れ再開を発表したが、CP市場への支援策は含まれていなかった。

バンク・オブ・アメリカの米金利戦略部門を統括するマーク・カバナ氏は16日、対策が取られなければ、CP市場は「当面、凍結状態のままとなり、クレジット物にリンクしたフロントエンド(短期物)市場への圧力は続く」と述べた。

高格付けCPと低格付けCPの金利差は拡大し、13日には2009年1月以降で最大となった。

FRBの直近のデータによると、AA格付けの非金融業発行体による翌日物CP と、よりリスクの高いP2格付けの翌日物CP のスプレッドは、13日時点で138ベーシスポイント(bps)に拡大した。

カバナ氏を始め、他のバンカメのアナリストは、FRBが発行体から直接CPを買い取るコマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)と、FRBがディーラーからCPを買い取るコマーシャルペーパー・ディーラー・パーチェス・ファシリティー(CPDPF)を導入すると予想している。FRBは2008年にCPFFを導入したことがある。

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