フランス、450億ユーロ規模の企業支援措置導入へ＝経済・財務相

　３月１７日、フランスのルメール経済・財務相は、４５０億ユーロ規模の企業支援措置を導入する考えを示した。写真はパリの駅で撮影（２０２０年　ロイター／Christian Hartmann）

［パリ　１７日　ロイター］ - フランスのルメール経済・財務相は１７日、４５０億ユーロ（５０２億ドル）規模の企業支援措置を導入する考えを示した。

フランス経済は今年、新型コロナウイルスによる打撃で１％のマイナス成長が見込まれている。

４５０億ユーロの多くは、法人税や給与の支払い延期の対応にあてられる。破綻の危機にある企業には支払いを免除する方針。

ルメール氏はＲＴＬラジオで、「企業への緊急支援措置として、４５０億ユーロを活用する。倒産は回避したい」と述べた。

企業支援を巡っては、マクロン大統領が１６日に３０００億ユーロの融資保証を発表した。

新たな予算案については、「数時間以内にも」作成されるとした。新型コロナによる打撃や今年のマイナス成長予想を踏まえた内容になる。

経済の混乱を踏まえて株式市場を閉鎖すべきかとの質問には、空売り禁止などまずやるべきことがあるとの考えを示した。