中国ＧＤＰ：識者はこうみる

［１７日　ロイター］ - 中国国家統計局が１７日に発表した第１・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）は、前年同期比６．８％減少した。少なくとも１９９２年の四半期統計開始以来初の落ち込みとなった。市場関係者のコメントは以下の通り。

●緩やかに回復、通年は2％程度の成長に

＜ＤＢＳ（香港）の（シニアエコノミスト）、NATHAN CHOW氏＞

市場にとってはサプライズではない。ただ、３月の一部指標は、１─２月と比較して良好だった。特に鉱工業生産が良かった。これは、経済が最悪の局面から緩やかに回復しつつあることを示している。

第２・四半期については、良くて安定化であり、反発とはならない。中国の大半の貿易相手国では依然、新型コロナウイルスの感染者数が増えており、今後の受注は圧迫される。第１・四半期の数字を踏まえると、通年の成長率は２％程度になると予想している。

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