Ｇ７、コロナ禍で国民の3割強が所得減 1割弱は「所得ゼロ」

　１７日、主要７カ国（Ｇ７）で国民の３割強が新型コロナウイルスの影響により所得の落ち込みに直面していることが調査会社の調べで分かった。写真は職業安定所に並ぶ人々。米アーカンソー州で６日撮影（２０２０年　ロイター/Nick Oxford）

［ロンドン　１７日　ロイター］ - 主要７カ国（Ｇ７）で国民の３割強が新型コロナウイルスの影響により所得の落ち込みに直面していることが調査会社の調べで分かった。

市場調査会社のカンターによると、全体の３７％は所得が減少したと回答。また８％は全所得を失ったと答えた。調査は４月９—１３日の期間、各国で約１０００人を対象に実施された。

ロイターの集計によると、新型コロナの感染者は世界全体で２１４万人を超え、死者は１４万３７４４人となった。国際通貨基金（ＩＭＦ）は今週、２０２０年の世界経済成長が３％落ち込み、１９３０年代の大恐慌以降で最悪の景気後退になるとの見通しを示した。