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英銀、小規模企業向け融資に本腰入れるべき=英中銀総裁

ロイター / 2020年4月18日 2時25分

 17日、イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、新型コロナウイルスによって英経済が過去最大の打撃を受けるリスクがある中で、国内銀行が企業への融資を加速する必要があると主張した。写真はロンドン3月23日撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 17日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は17日、新型コロナウイルスによって英経済が過去最大の打撃を受けるリスクがある中で、国内銀行が企業への融資を加速する必要があると主張した。「本腰を入れ、迅速に進める」ように促した。

ベイリー氏は、国の支援策の下、小企業の融資需要が急増する中で銀行の処理に「深刻なひずみ」が生じていると指摘。銀行はひずみの解決に取り組むべきだと述べた。リスク審査に時間がかかり過ぎていると指摘した。

「作業環境という観点から、皆にストレスがかかっているが、はっきり言って銀行は本腰を入れ迅速に進めるべきだ」と語った。

緊急支援策の下、融資の80%は政府が保証する。今週発表された資料によると中小企業への融資額は11億ポンド(14億ドル)にとどまる。

英予算責任局(OBR)は英国の第2・四半期国内総生産(GDP)が35%減となる可能性を示している。ベイリー氏はこれが「信じ難いことではない」とし、初期の経済指標は「経済活動の急減」を示すと指摘。クレジットカード利用の大幅な減少や社会保障申請急増のほか、住宅市場の活動は「ほぼ皆無の状態に落ち込んだ」と指摘した。

ベイリー氏は、国際通貨基金(IMF)が今週開催したオンライン会議に参加した各国の当局者は危機を切り抜けるために必要な手段を講じることに決意を示したと説明。IMFは世界経済が急速な落ち込みと回復を意味するV字回復を遂げるとの見方を示したが、ベイリー氏はこれが実現するかどうかは不確実性が高いと述べた。

英中銀の金融政策委員会は5月7日の次回の金融政策発表で、新型ウイルスによる英経済への長期的な打撃の予測を示すと述べた。

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