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メキシコ、新型コロナ対策に25億ドル 不十分と批判も

ロイター / 2020年4月18日 5時8分

 17日、メキシコのロペスオブラドール大統領は新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、約25億ドルの支援策を5月に実施すると発表した。ただ規模は十分でないとの批判も出ている。写真はロペスオブラドール大統領。3月9日撮影(2020年 ロイター/Henry Romero)

[メキシコ市 17日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は17日、新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、約25億ドルの支援策を5月に実施すると発表した。ただ規模は十分でないとの批判も出ている。

中南米で第2位の経済規模を持つメキシコは2019年にすでにリセッション(景気後退)入り。新型ウイルス感染拡大の影響で景気悪化が急速に進み、多くの企業が倒産し、大勢の失業者が発生するとの懸念が出ている。

ロペスオブラドール大統領は、5月に中小企業に対し300万件の融資を実施するとし、「約600億ペソ(25億ドル)を提供する」と述べた。

スイス金融大手UBSは、メキシコは今年は深刻なリセッションに陥ると予想。ロペスオブラドール大統領が示した新型ウイルス対策は「世界でも最も力不足な対策の1つ」とした。

民間部門を代表するビジネス・コーディネーティング・カウンシルは、政府支援がなければメキシコ経済は今年は7%のマイナス成長に陥り、100万─120万人の雇用が失われると警告している。

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