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ドル小幅安、コロナ治療薬や経済再開巡る期待で=NY市場

ロイター / 2020年4月18日 6時8分

 17日のニューヨーク外為市場ではドルが小幅安。新型コロナウイルスの治療薬や経済活動再開への期待からリスク選好がやや持ち直した。写真は14日撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが小幅安。新型コロナウイルスの治療薬や経済活動再開への期待からリスク選好がやや持ち直した。

新型コロナ治療薬を巡っては、ギリアド・サイエンシズ の抗ウイルス薬「レムデシビル」を用いた臨床試験で重症患者の発熱や呼吸器症状の急速な回復が見られたほか、ほぼ全ての患者が1週間以内に退院したことが判明した。

こうした中、トランプ大統領は16日、新型コロナの感染拡大で打撃を受けている米経済の再開に向けた指針を明らかにし、各州は状況に応じて3段階で封鎖措置の解除を進めるべきとの考えを示した。

米国株式市場ではダウ平均株価<.DJI>が700ドル以上値上がりした。ドルは通貨バスケット<=USD>に対し0.08%安。ドルはユーロやポンドに対して下げる一方、円やスイスフランに対しては上げる展開となった。

テンパスのトレーディング部バイスプレジデント、ジョン・ドイル氏は「市場で全般的に楽観ムードが広がったためドルはやや下げたが、今後数カ月間は引き続きドルの堅調地合いが続く」と予想した。

オフショア人民元 は0.1%高の7.0800元。中国の第1・四半期の国内総生産(GDP)は、前年同期比6.8%減少し、四半期の統計で遡れる1992年以降で初のマイナスとなった。

ユーロ/ドル は0.3%高。ただ今月に入ってからは約1.5%値下がりしている。バンク・オブ・アメリカは調査リポートの中で「欧州の統計と米国の統計の乖離が予想されるほか、欧州では財政政策の協調性が期待できないことなどから、ユーロ/ドルには弱気だ」とした。

ドル/円 NY終値 107.51/107.54

始値 107.81

高値 107.83

安値 107.31

ユーロ/ドル NY終値 1.0876/1.0880

始値 1.0835

高値 1.0892

安値 1.0835

(表はリフィニティブデータに基づいています)

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