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日経平均は反落、米株先物軟調を受けて模様眺めに

ロイター / 2020年6月17日 12時5分

 6月17日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比167円71銭安の2万2414円50銭となり、反落した。写真は都内の株価ボード。2018年11月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 17日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比167円71銭安の2万2414円50銭となり、反落した。前日に1000円を超す大幅上昇となった反動があったほか、時間外取引で米株先物が軟調に推移したことを受けて、さえない動きとなっている。新たな手掛かり材料がないため、売り一巡後は模様眺めとなり一進一退の動きとなった。

16日の米国株式市場は、主要3株価指数が3日続伸。5月の米小売売上高が大きく回復したことに加え、新たな景気刺激策が導入されるとの観測が出ていることで、米経済は予想よりも早く回復するとの期待が高まった。

ただ、時間外取引で米株先物は軟調な始まり。このところの日本株は、米株の動きを材料にしている投資家が多いだけに、朝方から利益確定売りが先行する展開となった。「週末に米国株式市場では株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3つの取引期限満了日が重なるトリプルウィッチングを控えるため、米株の動きを材料にしている向きは様子見となる」(国内証券)との声も聞かれる。

市場では「目先的に大きな材料が見当たらないため、米株先物の動きに一喜一憂する展開になるのではないか」(野村証券・投資情報部投資情報二課・課長代理の神谷和男氏)といった指摘もあったが、個別では値動きの良い銘柄に資金が集まる状況には変わりがなく、地合いは悪くないとみる関係者が多い。 TOPIXは0.50%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0346億3900万円だった。東証33業種では、空運業、鉄鋼、繊維業などが下げ、上昇したのは情報・通信業など6業種にとどまった。個別では、トヨタ自動車<7203.T>など主力の輸出関連株が売り優勢。指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>も軟調だが、ソニー<6758.T>、任天堂<7974.T>などが高い。 東証1部の騰落数は、値上がりが803銘柄に対し、値下がりが1269銘柄、変わらずが92銘柄だった。

日経平均は安値もみあい。時間外取引で米株先物が軟調に推移しているのをにらむ格好だが、新たな材料に欠くため見送りムードが支配しているという。

市場では「週末に米国株式市場では株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3つの取引期限満了日が重なるトリプルウィッチングを控えるため、米株の動きを材料にしている向きは様子見となる」(国内証券)との声が出ていた。

日経平均は下げ幅を一時200円超に拡大し、2万2300円台前半まで下落した。前日上げ過ぎた反動と、時間外取引の米国株先物が軟化したことをにらんだ動きだという。市場からは「このところ短期資金で値動きが荒くなっている。3月急落から急速に戻してきたことで高値警戒感もある。この先、不安定になることもポツポツあるだろう」(国内証券)との見方が出ていた。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比65円07銭安の2万2517円14銭となり、反落した。その後も下げ幅を100円超に拡大している。前日の取引で1000円超上昇したこともあり、利益確定売りが先行しているもよう。

業種別では、鉄鋼、ゴム製品、海運など安い。

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車<7203.T>が売り優勢。ホンダ<7267.T>、パナソニック<6752.T>は買い優勢、キヤノン<7751.T>、ソニー<6758.T>は売り買い拮抗となっている。

指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>は売り優勢。ファナック<6954.T>は売り買い拮抗。

メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は売り優勢。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>は売り買い拮抗している。

*内容を追加します。

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