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EU独禁当局、グーグルのフィットビット買収巡り7月20日までに判断

ロイター / 2020年6月17日 10時31分

欧州連合(EU)の反トラスト法(独占禁止法)当局は、アルファベット傘下のグーグルが計画するウエアラブル端末メーカー、フィットビットの買収を巡り、7月20日までに承認の是非を判断する方針を示した。写真は4月12日、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのサラエボで撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)の反トラスト法(独占禁止法)当局は、アルファベット 傘下のグーグルが計画するウエアラブル端末メーカー、フィットビット の買収を巡り、7月20日までに承認の是非を判断する方針を示した。

欧州委員会のウェブサイトによると、グーグルは21億ドルの買収案について15日にEUの承認を申請した。EU当局は無条件または条件付きで買収を承認するか、もしくは深刻な懸念があれば4カ月間の調査を実施する可能性がある。

グーグルはフィットビット買収により、健康管理機器やスマートウォッチの分野でアップル やサムスン電子<005930.KS>の追い上げを目指す。

プライバシーを巡る問題はEU反トラスト法当局の審査対象ではないものの、フィットビットの端末を通じて収集される歩数やカロリー消費量、移動距離などユーザーの健康に関する大量のデータや、グーグルが情報をどのように利用するかという問題は1つの焦点になるとみられている。

欧州の消費者団体BEUCは5月、この案件について、消費者の利益を損ない、革新を妨げる可能性があるとの懸念を示した。

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