豪政府、職員を再配置 外国企業の投資審査強化で
ロイター / 2020年6月17日 14時38分
<description role="descRole:caption"> 6月16日、オーストラリア政府は、外国企業の対国内投資を審査する外国投資審査委員会(FIRB)に財務省と国税局の職員を再配置していることを明らかにした。写真はシドニーのビジネス街。2016年11月撮影(2020年 ロイター/David Gray) </description>
[香港/シドニー 16日 ロイター] - オーストラリア政府は16日、外国企業の対国内投資を審査する外国投資審査委員会(FIRB)に財務省と国税局の職員を再配置していることを明らかにした。
同国では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国内企業の株価が急落。政府は割安感の出た国内企業が外国企業の買収の標的になっているとして、FIRBの審査を強化することを決定した。
財務省報道官は、ロイターに送付したメールで「3月29日に金額にかかわらず審査の対象にすると発表して以降、申請が急増しており、財務省と国税局が、関連業務を担当する職員や追加のスタッフを再配置している」と述べた。
何人の職員がFIRBに移ったのかは明らかにしていない。
シドニーの企業弁護士によると、審査強化を受けて、承認までにかかる期間は平均6週間から少なくとも8-10週間に伸びている。
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