東京株式市場・大引け=反落、円高と米株先物の下落を嫌気
ロイター / 2020年9月17日 16時1分
A woman points to an electronic board showing stock prices as she poses in front of the board after the New Year opening ceremony at the Tokyo Stock Exchange (TSE), held to wish for the success of Japan's stock market, in Tokyo, Japan, January 4, 2019. REUTERS/Kim Kyung-Hoon - RC14906C3900
[東京 17日 ロイター] -
日経平均<.N225>
終値 23319.37 -156.16
寄り付き 23416.62
安値/高値 23,272.23─23,446.39
TOPIX<.TOPX>
終値 1638.40 -5.95
寄り付き 1642.48
安値/高値 1,634.21─1,645.36
東証出来高(万株) 110894
東証売買代金(億円) 20035.8
東京株式市場で日経平均は反落した。外為市場でドル/円が一時104円後半まで下落したことや、時間外取引での米株先物が軟調だったことを受け、弱含んだ。日銀は金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めたが、市場では材料視されなかった。
前日まで行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、少なくとも2023年末までゼロ金利政策を維持する方針を表明され、ドル/円は一時1ドル104.80円まで下落した。この水準からさらに円高が進行するか市場の関心を集めている。
日銀は決定会合で、景気の現状判断を「引き続き厳しい状態にあるが、経済活動が徐々に再開するもとで持ち直しつつある」とし、7月展望リポートから前進させた。ただ、先行きの不確実性が大きい状況は変わらず、当面は感染症の影響を注視し、必要であれば躊躇なく追加緩和を打ち出すとした。[nT9N2DM02G]
日経平均は前営業日比58円91銭安の2万3416円62銭となり、反落してスタート。一時米株先物の軟調な動きを嫌気し200円超安となる場面もみられたが、全体的には膠着状態が継続し、値動きに乏しい展開となった。
TOPIXも反落。東証33業種では陸運業、空運業、非鉄金属などの23業種が値下がり。倉庫・運輸関連、繊維業、海運業などの10業種は値上がりとなった。
個別では、JR東日本<9020.T>が4.67%安。16日、2021年3月期連結業績予想で、純損益が4180億円の赤字(前期は1984億円の黒字)となると発表したことが嫌気された。赤字決算見通しは民営化以降初。同様に民営化以降で最大の赤字額になると発表したJR西日本<9021.T>は、5.57%安となった。
市場では「為替の円高を受け輸出関連株などが売られたが、ハイテク株はナスダックが安かったわりにはしっかりとしている。今週はバリュー株の中でも、PBR(株価純資産倍率)が1.0倍割れしていて、かつコロナ渦での取り組みが評価されているような銘柄が物色されているが、その流れはきょうも継続しているようだ」(証券ジャパンの調査情報部長、大谷正之氏)との声が聞かれた。
東証1部の騰落数は、値上がり1116銘柄に対し、値下がりが931銘柄、変わらずが127銘柄だった。
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