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英の離脱協定違反法案、EUが誠意ない行動なら権限行使へ

ロイター / 2020年9月18日 1時33分

英政府は17日、通商交渉を巡り欧州連合(EU)が誠意ない行動を取ったと判断した場合、英国が締結した離脱協定に一部違反する内容を含む「国内市場法案」の権限を行使するために議会承認を求めると表明した。昨年11月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 17日 ロイター] - 英政府は17日、通商交渉を巡り欧州連合(EU)が誠意ない行動を取ったと判断した場合、英国が締結した離脱協定に一部違反する内容を含む「国内市場法案」の権限を行使するために議会承認を求めると表明した。

年末の離脱移行期間終了を控え、通商交渉や今後の関係を巡る交渉は緊張が高まっており、約1兆ドル規模の貿易が危険にさらされている。

ジョンソン英首相は、英国内の自由貿易を守る新たな法案を通そうとしているが、そのためには北アイルランドの取り決めを巡り昨年EUと合意した離脱協定の一部を修正する権限が必要だとする。

閣僚も協定修正が国際法に違反すると認めており、EUは月末までに修正計画を撤回するように要求。与党・保守党内でも英国の国際的な立場を脅かすと批判の声が上がっている。

ジョンソン氏は16日、権限を行使する前に議会の承認を得ることに合意し、一部の反対派と妥協点を見いだした。

英政権は17日の声明で、EUが「誠意義務やその他の義務に関する責務を違反し、北アイルランドのプロトコル(議定書)の基本的な目的をむしばんだ」と判断した場合、議会に権限行使の承認を求めると表明した。

EUが違反したと判断する例として、英国から北アイルランドへのモノに不当な関税を課すことや、北アイルランドが英国へモノを輸出する際に輸出申告を要求することを挙げた。

政府はまた「こうした権限の行使と並行し、解決法を探る手段として正式な紛争解決制度を必ず利用する」とした。

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