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東京都、コロナ感染822人に急増 医療警戒レベル「逼迫」に

ロイター / 2020年12月17日 15時28分

 東京都は17日、新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開催し、医療提供体制の警戒レベルを今週、4段階で最も深刻な「逼迫している」に引き上げたと明らかにした。写真は川崎で5月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 17日 ロイター] - 東京都で17日、新たに822人の新型コロナウイルス感染が確認された。前日の678人を大幅に上回り、過去最多を更新した。都は、感染拡大に伴いコロナ治療と通常医療との両立が困難になったとして、医療提供体制の警戒レベルを4段階で最も深刻な「逼迫している」に引き上げた。

17日時点の重症者は66人。なお、国への報告基準に合わせると、重症者は332人(うちICU入室または人工呼吸器かECMO使用は111人)。

1週間ほど前は60人前後で推移していた重症者の数は徐々に増え、15日には78人に達していた。

都が17日開催した感染症モニタリング会議で東京都医師会の猪口正孝副会長は、警戒レベルを引き上げた背景を説明した上で、現状が2週間続いた場合の今月31日の状況について「医療提供体制の深刻な機能不全が危惧される」と警戒感を示した。

都は感染状況の警戒レベルについては、11月に4段階で最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げている。

(田中志保 編集:内田慎一)

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