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NY州司法長官、米アマゾンを提訴 従業員の安全確保巡り

ロイター / 2021年2月17日 14時23分

 2月16日、ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)下で従業員の安全確保を怠ったとして、米アマゾン・ドット・コムを提訴した。写真はアマゾンのロゴ。インドのバンガロールで2018年4月撮影(2021年 ロイター/Abhishek N. Chinnappa)

[ニューヨーク 16日 ロイター] - ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)下で従業員の安全確保を怠ったとして、米アマゾン・ドット・コムを提訴した。

マンハッタンのニューヨーク州裁判所に提出された訴状によると、アマゾンは利益を優先させるあまり、NY市内にある2カ所の施設の従業員の保護に必要な手順を「著しく軽視」した。さらに、安全策に不満を訴える従業員を解雇するなど不法な報復措置を取ったという。

訴状は「未曾有のパンデミック下でアマゾンは、従業員を保護する適切な策を講じず、責任ある雇用者としての義務に繰り返し違反した。売上高や生産性を犠牲にするような措置を避け、最も安易な対応を行った」としている。

一方アマゾンは12日、同司法長官を相手取り、ブルックリン連邦地裁に訴えを起こしている。

アマゾン側は、職場の安全確保には連邦法が州法に優先するとして、州司法長官が同社を訴えることはできないと主張。ジェームズ司法長官が提訴をちらつかせて業務の速度を落とすよう要請したことは権限逸脱行為だとしている。

アマゾンの広報担当者は「訴状にあるように、当社は従業員の健康と安全に十分配慮している。司法長官の訴えが、パンデミックへの当社の対応を正しく描写しているとは考えていない」とした。

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